サザンピーチΣ
サザンピーチΣ  あの南田操の新作小説をはじめ、新鋭精鋭の小説やエッセイ 
<富澤南桃堂(とみさわなんとうどう)発のWebマガジン>
『無理して カンゲキ!〜オッサンのエンタメ・フィールドワーク〜』 サルバトーレ・F・ザキヤマ
#1 無理して、はじめます。
映画館で映画を無理して沢山観ること。
お芝居をできるだけ沢山見に行くこと。
気がつくと、いい歳である。
いい歳が何歳かは別にして、これは続けている。

例えば、映画の日には、5本観る。
例えば、昼公演、夜公演と、芝居のハシゴ。とかである。
これは、かなり無理をしないとできないことである。
好きだから、やっている。
そんな中で出会ったエンタメを無理してまとめてみようと思う。

さて、この間、下北沢で、観劇ダブルヘッダーを敢行した。
マチネ、ソワレで別の芝居をはしごするわけだが、その合間に一杯やってしまった。
マチネの芝居が、かなり面白かったので、盛り上がったのだ。
気が置けない友人と、観劇することは、かなり楽しい行事である。
一緒になって観終わった芝居の感想をしゃべりながら、お酒をかたむける。
至福の時である。

さて問題はソワレだった。
これが面白くない。というわけで、眠ってしまう。
うつら、うつらしながらも、頑張って芝居は身続ける。友人も眠った。
終演後、その芝居の全体像を二人で振り返るが、
二人ともちゃんと見てないので、なかなか一筋縄では思い出せない。
眠ってしまったタイミングが違うので、ストーリーはジグソーパズルなのである。

眠るほど面白くない芝居が、俄然輝いてくるのだ。
見逃したシーンを、眠気マナコで見たシーンとつなぎ合わせて、
新しい発見と解釈が生まれるのだ。
後で一緒に語れる相手がいれば、眠るほど面白くない作品でも、楽しい体験になる。
これは、新しいエンターテインメントである。

S・F・Z

眠らなかった素晴らしい芝居  「泡」 きたむらけんじ作・演出
3月11日東北大震災以降の、福島・小名浜のソープランドが舞台の人情喜劇。秀逸。

眠ってしまった芝居は、ひみつ。
内容は、殺人事件ものだったので、結果的に物語そのものを推理してしまってました(笑)
|2012.10.10 Wednesday by サルバトーレ・F・ザキヤマ| comments(0) | 戻る |
『無理して カンゲキ!〜オッサンのエンタメ・フィールドワーク〜』 サルバトーレ・F・ザキヤマ
#2 無理して、駆け込む!
映画館に駆け込む。
本編上映20分過ぎまでは、無理して駆け込む。
その観れなかった20分間の内容を想像しながら、物語を楽しむのだ。
アクション映画なら尚更である。例えば、「ボーン・レガシー」。
冒頭のエピソードなしで見始める。でも、大丈夫でした。
このシリーズ、アクション・シーンが好きだ。
今回も魅せてくれた、そのカメラワーク、そのカット割、その編集!
ボーン・シリーズが肉体派アクション最先端かも。

美術館に駆け込む。
企画展最終日に、無理して駆け込む。
今回はうかつだった。いろいろ、うかつだったのだが、よい体験をした。
実は前日に友人とふらりと午後訪ねてびっくり、3時間待ちである。
なんだこれはと、隣の公園でやっていた「第32回 木と暮らしのふれあい展」を満喫する。
その次の朝やっぱり再度行く決意をしたのだが・・・。

「館長庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」の最終日、
10月8日(月・祝)である。
当日チケット購入に、40分待ち。入場するのに160分待ち。
音声ガイド30分待ち。 なんなんだ、乳母車と抱っこで3時間待ち! 
なんなんだ、普通の女子カップル! なんなんだ、この老若男女! 
おいおい、そんなに、皆、特撮が好きだったのか!
東京都現代美術館始まって以来の大盛況!(のはず) 
途切れることのない案内人の誘導の大声。
そう、これは、ライブなのだ。
初めて経験する「特撮ライブ」! 
今見た特撮映画(例の巨神兵)の作り方が解説され、体験できるのだ!
前段のコレクション・・・これは奇跡の展示。
そして、後半の「特撮おじさん、ドヤ顔ライブ」・・・これが圧倒的に面白い!
係員の誘導絶叫「ここは、特に並ばなくてもいいコーナーです!」と逆に励まされ、
ミニチュアの町を歩くために30分待ち、ミニチュアの窓から写真を撮るのに60分待ち。

満喫して、外に出ると、まだ並んでいる人、人、人がいる・・・。
人の渦に流されるように、隣の常設展へ・・・気になる・・・見る。
いや、観る。面白いじゃないか! 
東京都現代美術館は、いい仕事をしている。

俄然、気になリはじめる・・・もうひとつの企画展。もうひとつの最終日。
(実は今回、これが一押し。この当日券を買うのにも、20分待ちだった!)
特撮というキーワードで、日本のエンタメを眺めた企画展の、その同じ場所で、
ファッションというキーワードで日本人デザイナーの奇跡の歴史的造形を集めた企画展、
「FUTURE BEAUTY 日本ファッションの未来性」である。

大好きなイッセイ・ミヤケ、ヨージ・ヤマモト、川久保玲、ジュンヤ・ワタナベらの、
もう見ることはないだろうと思っていた1970年代の仕事から、
現代に至る(でんぱ組.incの映像まで!偉い!)日本ファッションの造形達が、
ついさっき見て来た轟天号、マグマ大使やマイティージャックのように展示され、
ついさっき見て来た特撮野郎の映像のように、衣装の戦士たちは映像の中から語りかけていた。
これには、大満足。
恐るべし東京都現代美術館、である。
無理して、よかった一日であった。 

S・F・Z

美術館に行くまでの「第15回深川かかしコンクール」もgood!だった。ああ満喫。
|2012.10.17 Wednesday by サルバトーレ・F・ザキヤマ| comments(0) | 戻る |
『無理して カンゲキ!〜オッサンのエンタメ・フィールドワーク〜』 サルバトーレ・F・ザキヤマ
#3 無理して、ヤマト2199第三章
映画館で、アニメを見ることがとても好きだ。
やっぱりデカイ画面はいい。
さあ、(少し遅くなってしまいましたが)ヤマト2199である。

第一章は、好奇心。いや、嫉妬心かも。
本当は私が作りたかった。(いや、作りたかったのは完結編だった・・・)
そんな私が見ずして誰が見る! くらいの意気込みに対して、こう作った!と魅せてくれた。
キミが気に入ったなら、この船に乗れ!
いつかなくした夢がここにだけ生きている!
と、ドヤ顔のスターシアは、そう私に語りかけてくれた。
ハイ。乗ります。喜んで!

第二章は、使命感。
38年ぶりに森雪ちゃんが、ファーストワープするのだ。
男なら、ちゃんと人生の分岐点を確認しなければいけない。
そして、作り手が大人になってしまってたことを知って、苦笑い。
しかし・・・
反射衛星が遊星爆弾にプログラムされた時、
コスモタイガー(名前違ったっけ)があのコスモタイガー?のBGMで発進した時、
大人になってしまった楽しみ方が、新たなに始まった。

第三章は、もちろんイベント感覚。
大人の楽しい航海を見るためには、シラフで見ちゃいけない。
というわけで、仕事仲間を強引に誘った。
ヤマト初めての20代若者?、ヤマトは30年ぶりという40代おじさん?と共に、
生ビール2杯づつと大盛りポップコーンを携え、いざスクリーンへ。

?曰く「最初のダイジェストが良くわからなかったんですが、これってまだまだ続くんですね!」
続くわ! 第三章って書いてあるだろうが!
?曰く「いやいや、久しぶりに真っ赤スカーフ聴きましたよ」
って、ほとんど酔って寝てたろ! 終了してからも、なかなか起きなかったくらい、爆睡してたろ! 
ってことは、エンドクレジット(ここでも流れるが)聞いてないのよね・・・
最初のエピソードで確か流れるのだが、彼はそこで心地よく真っ赤なスカーフを聴きながら、
眠りについたらしい・・・。

私といえば、もちろん寝なかった!
楽しかった! またもや日本人に生まれてきて、ヨカッタと実感。
どんどん、オリジナルな「意思」がピキピキ伝わってきて、楽しい!
これは、おっさん好みだわ。
絶えて久しいSFマインド、センスオブワンダーなディテール!
このまま進むと・・・「ぶっ殺しまくって、愛を語る」だけのヤマトじゃなくなるのかな?
夢の「ガミラスとの共存」やるのか? やってくれるのか?
昔、おっさんが夢見た「ヤマトで異種共存」・・・ワクワクである。
続きが本当に楽しみである。

そして、物販も楽しかった。
なんだかいっぱい買っちゃいました。
特に、「航宙安全御守り」がいい!
そして、「特製ボールペン」マニア必携の「コスモガンペン」1500円!
さらに、初めてクリアファイル(森雪ちゃん)買いました(笑)

S・F・Z

30年前につくった同人誌を、復刻するって気にしてくれる2199、やっぱり大好きです。

|2012.11.23 Friday by サルバトーレ・F・ザキヤマ| comments(0) | 戻る |
『無理して カンゲキ!〜オッサンのエンタメ・フィールドワーク〜』 サルバトーレ・F・ザキヤマ
#4 すげぇの観劇!
相変わらず、結構無理して、仕事場抜け出し、昼間の渋谷。
PARCO劇場で観た「趣味の時間」って芝居が素晴らしかった!

企画、シナリオ、演出、役者、舞台美術…こんなストレートフラッシュ!久しぶり!
なかでも、脚本の素晴らしさは特筆。
「どんでん返し」にも結構、もう慣れてしまった「エンタメなれ」な昨今。
小どんでん、中どんでん、大どんでん返し、やられました。
「まさに、どんでん返しのジェットストリームアタックやぁ〜!」と、やられました。
大絶賛。
以下は、その番外報告です。

出演は、中井貴一、川平慈英、白井晃である。しかも、平日の昼間。
有閑なマダムな方々しかいないでしょ。そのマダムに付き合う叔父様たち。
もちろん、NACS戸次重幸だし、原幹恵だから、全部が50オーバーとは言わない。
でも年齢層が高い、満員のそんな観客が、
「全編に散りばめられた、ファーストガンダムネタで沸く」という奇跡を体験してきました。

これは、間違いなく脚本の古沢良太氏による奇跡です。
素晴らしい!

ザクレロのガンプラ塗ってんのよ。白井亮が。連邦軍の服で。
それが、受け入れられている劇場空間って、凄く楽しい。

間違いなく、観客の中で私は一二を争うガンダム・マニアだったはず。(もちろん勝手な想像です)
三位以下は、もうほとんど一般人レベル。(今や、その一般レベルが高い、てのも知ってるつもりだが)
ここは、渋谷PARCO。ノイタミアSHOPがあるものの、まだまだアウェイ。
普通、この状態では「痛し恥ずかし嬉し」という複雑な気分にしかならないのは、
皆さんご存知のとおり。

つまり「痛い」感覚そのもが演出として観客に届き、消化されてるから「笑える」ってこと。
知識として知らなくても、「面白い」が伝わる。
物語と登場人物の気持ちが伝わる瞬間に、ガンダムネタだから、受ける。

そんな中で、その意味、出典、その映像まで脳内再現できる立場の人間がいてみなさい。
…面白いに決まってます!
最初、ガンダムネタが出るたんびに、素に戻ってたんですが、
知らぬうちに、「痛し恥ずかし嬉し」がなくなり、「楽し」になったんです。

こんな体験初めて、でした。
恐るべし芝居でした。

サルヴァトーレ・F・Z
|2013.04.05 Friday by サルバトーレ・F・ザキヤマ| comments(0) | 戻る |
『無理して カンゲキ!〜オッサンのエンタメ・フィールドワーク〜』 サルバトーレ・F・ザキヤマ
#5 いろんなデータが・・・思い出の写真データが吹っ飛んだ!
自宅PCが、吹っ飛んだ。
4月末のできごとです。

どんな状況か、調べてもらうことに。同時に見積もり出ますから、とのことでした。
ハードディスクがいっちゃてたら・・・データ・サルベージにまわして欲しいですから・・・。
一体いくらかかるのか・・・10万?20万?
でも、仕事データは最悪いいけど、家族の記憶は守りたい・・・・
バックアップをおこたった私が悪い。
見積もり連絡いたします。よろしくです。
PCを守るのか、データを守るのか、選択できるんですよね!?
と、念を押したのに・・・

2週間たって、5月中旬、「修理ができました! 取りに来てください!」と留守電。
?????
見積もり、どうなったの?

で、
糞ソフマッ○(失礼)、笑顔の店員と面談。
「新規のハードディスクに交換しましたぁぁぁぁ!」

おいおいおいおいおいおいおい、お〜〜〜い!

購入一年以内でしたので、無料です!
そこじゃないから!
てか、だいたい一年以内に平気で吹っ飛んじゃ駄目だろ!

いやいやい、久しぶりにテンション上がりましたって!
同行していた愛しい人に「長くなる・・・先に帰ってくれ」と戦闘開始宣言。

皆様知ってました?
「見積もりが、0円の場合、連絡いたしません」・・・・え?
ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇ!
連絡するって、言ったよね!
その慣習、知らないし・・・・

皆さん知ってました?
「メーカーに預けるって事は、初期化処理に同意した」ってこと・・・え?
電話してくれた段階で、選択できるって、言ったよね!
でも、預かり証みたら、小さい字でちゃんと書いてあった!
私、初期化に同意してたのね!!!
駄目ジャン!
告訴しても、この量販店責任回避システムに負けるじゃん!

「申し訳ありません、説明不足で」
それで押し切るつもり?
ああああああ、押し切るんだ。
その目、そろそろ面倒だって言ってる! はいはい、お仕事だもんね。
撮り溜めた今週のアニメ、早くチェックしたいよね〜
(私もだよ! 進撃の巨人、面白くなってきたし・・・)

めんどくさいクレーマーなんだ、私は。
説明不足が遺憾であったことを繰り返す主任さん。
「黙って、帰りやがれ、俺の仕事はここまでなんだよ」というオーラを出しながら、
頭を下げる担当の上司。
はい、ありがとうございました・・・・
ただで新品になって、私はうれしいよ!
さようなら!

そんな5月がもう終わりそうです。

S/F/Z








|2013.05.24 Friday by サルバトーレ・F・ザキヤマ| comments(0) | 戻る |
『無理して カンゲキ!〜オッサンのエンタメ・フィールドワーク〜』 サルバトーレ・F・ザキヤマ
#6 無理して、写真展!
写真展が、面白い。

去年(もうそんなになるんだ…)「篠山紀信・写真力」というものを見て、ほほーっと、かなり楽しんだ。
デジタル出力技術が進み、とてつもなく写真をデカく出力できるようになって久しい。

まあそれが、圧倒的におもしろかった。わけだ。
こんなでかい山口百恵の水着姿は初めて。とか。

でかい=アート!

でも、篠山イズムの被写体は、こんなにも多彩であったことを改めて実感した。
そこに刻まれた「顔」の力。

で、同じ新宿オペラシティーの企画展「梅佳代展」を見た。
これが、想像以上に、期待以上に、面白い!
写真集では味わえない作家の歴史的時間の流れが感じられましたし。

篠山の追う「顔」と、実は同じなんだけど、違う(どっちなんだ)ところが、すごく面白い!

ハリウッド映画なんか見てないで、こっちです!
物語が、表現が、表情が、風景が、突込みが、ボケが、
圧倒的に、すごく人肌。

何よりすごいのは「俺にも撮れるかも」という現代アートの最大の誘惑ポイントを最大限アピール!
面白かったなぁ〜

でも。
報道写真。というジャンルに目を向けると、全く様子が変わる。

お勧め写真展は、新宿フルーツパーラー高野の上にあるコニカミノルタプラザの写真美術館です。
新宿の穴場中の穴場。
喧騒の中の安らぎ…ここと、丸井の屋上庭園はチェックですよ(笑)

報道写真は、ほんとインパクトがすごい。
ある意味そのインパクトは、センスオブワンダーな(失礼かもしれないが)SFの衝撃に近い。
と、最近思うようになりました。
知らない現実を、一見の瞬間で、たたきつけてくるのですから。

面白いって、そういうことかもしれない。

私たちは幸せすぎて、あまりにも世界で何が起こってるかを知らないし、知ろうともしないし、
関係ないと決めつけている。
こんなにもアニメを見続けてるのに…。アニメや漫画で描かれている世界については熱く語るのに…。

報道写真だけでなく、動物写真が絶対ある(経験上、なかったことはない)のだが、
これが、壮絶に、罪深いまでに真逆に「癒し」なのです。
アニマルプラネットやら、ディスカバリーチャンネル的な感動ですが、何度も言うが、
およそ0・3秒で、その「愛くるしい幸せ」が味わえるんだもの!

まあ、体験してください。
写真って、いいもんなのですよん!

S/F/Z

余談ですが、日本最高峰の果物美術館としての高野フルーツパーラーは、定期的に見学に行くべきです。
そこには、間違いなく、最先端エンターティンメントとしての果物が展示されてます!
(売ってるんだけどね)
かなり幸せになれます!
いや、まじで。




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